達富さんの旅の記録、いかがでしたか。
本の抜粋ですが、旅の空気を感じていただけると嬉しいです。
有楽町MUJIで、MUJI BOOKS1号として、こんな豪華に展示されました。
スタッフの方々、ありがとうございます!
今日のずっといい言葉も「旅の本」から抜粋されています。
「旅の本」400ページの台割です。A3の1枚が100ページです。
これを手に、出来上がりまで旅してきました。
旅の本
暮らしとの出逢い 2005-2015
MGS(MUJI Global Sourcing Private Limited)の社長 達富 一也氏から、10年に渡る海外での仕事をまとめたいというご相談を受けました。行く先は、ウズベキスタン、キルギス、ラオス、内モンゴル、タンザニア、ペルー、インド、中国、カンボジア、トルコ、モロッコ、フランス、エジプト、マダガスカル、ラトビア、アメリカ、スペイン、ブータン、イラン、メキシコ、数えきれないくらいあります。その土地の人達としっかり根をはり、糸になる、生地になる、家具になる、いい材料を共につくり、その道筋をつくるための旅。10年に渡る写真の量は数千枚。それを仕分ける作業から入りました。ぼくと、前田氏と、盟友Tさん、3人で、何百回写真を見たかわかりません。最初、写真の質的問題は大丈夫かと懸念しましたが、素人とは思えない、いい写真でした。いい写真というのは、プロ写真家的という意味ではなく、その土地の人達と、どれだけ近いかという意味で、けしてプロもまねできないものです。ピンぼけもご愛嬌。カメラはコンパクトなデジカメだったり、iPhoneだったり、最後の1年はいきなりライカでした。
編集の流れは、時系列。それも、淡々と。
編集の流れは、時系列。それも、淡々と。
写真が、その土地の空気、質感、匂い、光り、すべて語っているからです。
本の大きさはモレスキンくらい。10年の旅の厚みを出すために、本は立つくらいにしたい。結果、400ページ。4センチの厚み。威風堂々!さらに、ボール紙のケースもつきました。ケースの表裏には、達富 さんの旅の相棒でもあるトランクの表裏をあしらいました。
1年に渡って「旅の本 暮らしとの出逢い 2005-2015」にたずさわり、いっしょに旅してきたような気分です。「これは遺書やからな」となんどもおっしゃっていましたが、いまになってその意味がわかったような気がします。遺すとは、あとにとどめておく、遺るようにするという意味。この旅の記憶とそこで得たものは、会社の人たちだけでなく、もっとたくさんのひとに、長く、遺しておきたいメッセージなんだと思います。
本の大きさはモレスキンくらい。10年の旅の厚みを出すために、本は立つくらいにしたい。結果、400ページ。4センチの厚み。威風堂々!さらに、ボール紙のケースもつきました。ケースの表裏には、達富 さんの旅の相棒でもあるトランクの表裏をあしらいました。
1年に渡って「旅の本 暮らしとの出逢い 2005-2015」にたずさわり、いっしょに旅してきたような気分です。「これは遺書やからな」となんどもおっしゃっていましたが、いまになってその意味がわかったような気がします。遺すとは、あとにとどめておく、遺るようにするという意味。この旅の記憶とそこで得たものは、会社の人たちだけでなく、もっとたくさんのひとに、長く、遺しておきたいメッセージなんだと思います。
昨年、嬉しいことに、「旅の本」がMUJI BOOKSの記念すべき1号として発売されました。思ってもみなかったことで、感激ひとしおです。MUJI BOOKSを扱うMUJIの店舗で購入できます。一人でも多くの方に見ていただけたら本望です。
P.S.
MUJI BOOKSでは、お客様に少しでも手に取りやすい価格にするために、カバーは付けていません。(カバーは限定100部の私家版のみ)
Thank you for watching !